現(xiàn)在の日中関係の深刻な狀況をみると、戦中戦後を生きてきた私だけに、誠に悲しい気持ちである。私は過去に南京攻略に関わった元日本軍人から當(dāng)時の悲慘な狀況を聞き、南京虐殺記念館を訪問した。また、70萬発ともいわれる遺棄化學(xué)兵器をはじめ、多くの傷跡を中國大陸に殘してきた日本の國民として、申し訳なく思う。しかし、過去の厳しい事実から目をそむけ、無責(zé)任で本當(dāng)の歴史と現(xiàn)実を知らず、國民から拍手喝采をもらいたいだけの政治家?學(xué)者?評論家の責(zé)任は重い。これを煽るマスコミによって、日本の將來に、取り返しのつかない禍根を殘すことになる。
今こそ、中國、韓國をはじめ、アジアとの連帯が一番大切な時である。若い諸君よ、是非昭和の困難な時代の歴史だけでも今一度學(xué)び、歴史とは砂の上に字を書いて、足で消せば消えるような易しいものではないという事を知り、そこから未來を見つめ直して欲しい。 |