臺灣メディアの報道によると、臺北市婦女救援基金會は8日、臺灣では初めて、日本軍による従軍慰安婦の歴史記録を収めた寫真集「沈黙の傷跡」を出版した。
「沈黙の傷跡」は、真実を記録した寫真200枚を収録。従軍慰安婦制度がアジアの女性にどれほどの被害を與えたかを、より多くの読者が理解できるよう、中國語と英語が併記されている
當時、だまされて連れ出されたという臺灣の女性、蘇寅嬌さん、盧満妹さん、蔡桂英さんによると、最初は家計の助けになると思い、臺灣から出て働くことに同意したが、海南島に著いてようやく、性的な仕事に就かされることが分かったという。3人は同書の出版を通じて、従軍慰安婦制度の歴史的な真相をつぶさに見つめるよう、人々に呼びかけるつもりだ。
同基金會の陳エン(王へんに宛)惠執(zhí)行長は「王清峰弁護士が臺灣で初めて慰安婦の家を訪問した1992年以來、私たちは、従軍慰安婦の生存者の生活と心身を積極的に支援してきた?今回の『沈黙の傷跡』の出版をきっかけに、より多くの人が慰安婦に関心を持ち、対日賠償請求運動に參加するよう切望している」と述べた。
「人民網日本語版」 2005年8月9日