羅漢果茶(らかんかちゃ)
羅漢果は、ウリ科の蔓性植物にできる果実。茶にするには、その実を採取し、熟成乾燥させ割って煎じて飲む。
砂糖の300倍の甘味があるが、腸では吸収されず、排出されるのでダイエットの味方。また、薬効成分に優(yōu)れ、〔成人病〕、〔のどの痛みやあれ〕、〔セキ止め〕、〔便秘〕、〔糖尿病〕にも効く萬能薬草茶のひとつである。
ストレス気味の人にも良い羅漢果は煎じてお茶に。
ティーバッグ式のものなら、そのまま溫めたポットやカップへ。
果実が入手できたときには、砕いてから內(nèi)側(cè)の種の部分(1人分小さじ2杯=約6g)を小なべに入れて水から5、6分煎じて飲みましょう。
菊花茶(きくかちゃ)
中國では、キク科の植物の薬効は古くから知られ、霊草とされている。
なかでも、キクは〔解熱〕、〔解毒〕、〔かすみ目〕に効き、〔各種のウィルスに対して、抗菌作用〕もあるとされている。また、毛細(xì)血管にも働きかけるので、〔心臓病〕や、〔頭痛〕、さらに〔白髪止め〕にも効果があるとされるハーブティーである。
透明なガラスのティーポットや、グラスで入れれば菊が美しく開いていくのも鑑賞できる。あらかじめ溫めたポットに1人分小さじ1杯(約3g)の菊花茶を入れ、熱湯を注いでふたをして3、4分蒸らしてからカップに注ぐ。
ウーロン茶などに混ぜても美味。
沱茶(とうちゃ)
緑茶や黒茶を、お椀型に押し固めたものを"沱茶"と言う。
通常のサイズは、重さが約45g程度とされているが、最近は"小沱茶"と呼ばれる、1回分ずつを、お椀型にしたものがある。なかでも、バラプーアル小沱茶は、バラ科のハマナスの香りを、プーアル茶にプラスしたもので、脂肪を流す、〔ダイエット効果〕に加え、〔リラックス効果〕と〔肝臓を活発にする作用〕がある。
通常サイズの"沱茶"は、適量を砕き、きゅうすに入れ、お湯を注いで、フタをして蒸らしてから、カップに注ぎ、楽しみましょう。小沱茶を利用するときは、カップに薄紙をはずした小沱茶を1個(gè)入れたら、湯を注ぎ、ふたをして蒸らしてから飲みます。煮出す必要もなく、手軽に楽しむことができる。
「CRI」より 2005年10月19日