先般、中國財政部の金人慶部長は「向こう5年間に、中國は資金が不足している農(nóng)村部の教育のために2182億元を投下し、農(nóng)村部の生徒に無料の義務(wù)教育を?qū)g施し、都市部と農(nóng)村部の間に存在する『教育面のディバイド』の解消を目指している。経済の急速な発展を基盤として、財政のベースとなるものも大きくなっているので、この資金は確保できる」ということを明らかにした。
このほど開催された第十期全國人民代表大會第四回會議で、「就學(xué)難」という問題は最も注目されるホットな話題となった。金人慶部長は記者の質(zhì)問に答えた際、「今後二年間に、全國の農(nóng)村部に無料の義務(wù)教育を推し進めることになっている。その次の三年間に、義務(wù)教育の成果を強固なものにして、さらに小中學(xué)校の老朽化校舎の改造プロジェクトを?qū)g施することになっている。教育のために投下する財政資金を上手に利用し、効果を生かさなければならない」と語った。
関係筋によると、農(nóng)村部における4.8億人の労働人口の中で、中學(xué)校およびそれ以下の教育しか受けていない勤労者は4.2億人となり、約90%の農(nóng)村労働者の科學(xué)?文化の資質(zhì)が低く、都市部と農(nóng)村部、東部と西部の人々が教育を受ける年限の差はかなりのものである。アジア開発銀行中國駐在代表機構(gòu)の首席経済學(xué)者湯敏氏によると、上記の措置は國民の資質(zhì)を向上させ、教育を受けるチャンスでの公平性を具現(xiàn)する以外に、國際間の競爭に參加する中國の人的資源の優(yōu)位を確保することにも役立つ。
國際競爭に參加する中國にとって、安価の労働力は優(yōu)位の一つではあるが、「中國の一人當たりのGDPが1000ドルに達するとともに、労働力のコストも急速に高騰しており、中國の安価な労働力の優(yōu)位は向こう十年間に消失する可能性がある」とある経済學(xué)者は指摘している。
「チャイナネット」 2006年3月10日
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